Ghost Robotics 🇺🇸

所在地:ペンシルベニア州 (米国)
累計調達額:$1.5mn (約2億円) 
最新調達:Acq: LIG Nex1 (2024年7月 $240mn  (約369.6億円 154円レートで計算))
著名投資家:-
著名防衛投資家:Alumni Ventures
事業カテゴリー: 自律システム・オペレーション
主要領域:陸上領域


事業内容:防衛・産業向けロボティクスソリューションを提供

Ghost Roboticsは2015年、ペンシルベニア大学のロボテックスでPhDを取得した、Gavin Kenneally氏及びAvik De氏により創業され、四足歩行無人地上車両「Vision 60」を用いた防衛・産業向けロボティクスソリューションを提供する企業です。従来、不整地や危険環境での任務は、従来型の移動式車両や人間作業に依存しており、階段・瓦礫・斜面での走破困難、作業者の安全リスクが課題として認識されてきました。Vision 60は重量約51kg、ペイロード10kg、最高速度3m/秒、バッテリー3時間連続稼働、動作温度 -40°C~55°C、IP67防水性能を備えた四足歩行ロボットとされています。独自の技術により動物の歩行を模倣し、転倒や落下時に自力で復帰する能力を有するとされています。現場での15分での組立が可能であり、様々な用途への対応が想定されています。民間領域では、2022年3月に検査データ管理プラットフォームを提供するHUVRdata社とのパートナーシップ契約が締結されました。同パートナーシップにより、Vision 60が収集した検査データがHUVR Inspection Data Management Platform(IDMP:検査データ管理プラットフォーム)に統合され、エネルギー生産者および産業製造業者に対して、クラウドベースでの検査計画・作業管理・データ収集・報告書作成・分析が提供される構成となっており、コンプライアンス維持・信頼性向上・運用効率改善が見込まれています。一方防衛分野においては、2018年にU.S. Army Special Operations Command(USSOCOM)への納入が行われ、米軍の初の軍事顧客となりました。2020年11月には、米空軍Tyndall Air Force Base(フロリダ州)での周辺警備契約により、4台のVision 60が配備され、5マイルの自律周辺パトロールを24時間365日実施する国防総省の技術使用事例として位置づけられています。同プロジェクトでは、325th Security Forces Squadronと協力し、地形の厳しい環境での周辺警備が実証され、軍事作業犬を補完する形での運用が進められています。2022年3月には、英国国防省(UK Ministry of Defence)との契約を£449,000(約590,332ドル、約9,090万円)で締結し、Vision 60 2台および2年保証パッケージが提供されたこと公表しました。また、2024年1月には、日本の陸上自衛隊が能登半島地震(M7.6、死者690人以上、損壊家屋1,300以上)の災害対応においてVision 60を活用し、捜索活動・救援物資配送・避難経路調査に用いられました。

事業状況:
Ghost Roboticsは、2026年1月四足歩行無人地上車両「Vision 60」が日本の陸上自衛隊の空挺降下訓練に参加し、兵士の先行部隊として地形偵察およびリアルタイム状況データ中継を実施しました。同訓練は第1空挺旅団による攻撃部隊への四足歩行無人地上車両の直接的な統合運用の初事例として位置づけられており、日本の防衛現代化における新型ロボット技術の活用拡大が進められていると考えられています。

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注意: 本稿は、公開情報および政策文書に基づく一般的な整理を目的としたものであり、特定の企業、技術、能力の優劣や戦略的示唆を意図するものではありません。個別の分析や議論については、関係者間の適切な枠組みのもとで行われるべきものと考えています。

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