Tiberius Aerospace 🇬🇧

所在地:ロンドン (イギリス)
累計調達額:$4.5mn (約6.9億円) 
最新調達:Seed (2025年9月 $4.5mn (約6.9億円 154円レート換算 )
著名投資家:-
著名防衛投資家:-
事業カテゴリー:レジリエンス・アクティブデフェンス
主要領域:航空領域

事業内容:衛星打上げ後の軌道輸送と軌道上サービスを提供

Tiberius Aerospaceは、Veritone(AI企業、NASDAQ: VERI)を創業したシリアルアントレプレナーであるChad Steelberg氏、元Navy SEALでBank of Americaメリルリンチのディレクターを務めたMichael C. Martin氏、元Google Head of GrowthであったAndy Baynes氏によって2022年に設立された、次世代兵器システムとAI活用ソリューションを提供する防衛テック企業です。同社は、同盟国が装備の設計・調達・運用・アップグレードをより迅速かつ効率的に行えるようにすることを目的として、AIプラットフォームと新型弾薬を組み合わせたDefense-as-a-Service(DaaS)モデルを展開しています。中核製品として、兵器システムの性能・コスト・リスクをデータに基づき評価し、サプライヤーとのマッチングや能力最適化を支援するAIプラットフォーム「GRAIL」と、155mm榴弾砲から発射可能な液体燃料ラムジェット推進拡張射程精密誘導砲弾「Sceptre(TRBM 155HG)」があります。Sceptreは最大射程150km・命中精度(CEP:弾着の50%が収まる半径)5m以内という仕様を有し、従来の155mm砲弾(CEP100m超)と比較して桁違いの精度を実現するとともに、GPS拒否環境下でも高精度誘導が維持される設計となっています。これらを通じて既存の砲兵システムに長距離精密打撃能力を付与しつつ、防衛システム全体のライフサイクル管理と能力向上を支援していくことが意図されていると考えられています。防衛分野においては、2025年9月に英国国防省(MoD)との間で液体燃料ラムジェット推進155mm拡張射程精密誘導砲弾Sceptre(TRBM 155HG)の迅速な試験・開発に関する契約を締結したと発表しています。同契約では、英国国防省がSceptre技術のローンチカスタマー(最初の導入国)となること、米国Defense Innovation Unit(DIU)が独立した検証・評価を実施することが示されており、実射試験を通じた射程・精度・安全性の確認および量産・実配備に向けた技術成熟度向上が進められていると位置づけられています。

事業状況:
Tiberius Aerospaceは、2026年2月のJapan Timesにて自衛隊の155mm榴弾砲向け長射程誘導砲弾「Sceptre」の日本市場への提案を公表しました。同砲弾はラムジェットエンジンを搭載し、射程は約150km、精度は約3.5mに達すると見込まれており、将来的には回転デトネーションエンジン技術の採用により射程が数百km規模へ延伸される可能性もあると推測されます。

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注意: 本稿は、公開情報および政策文書に基づく一般的な整理を目的としたものであり、特定の企業、技術、能力の優劣や戦略的示唆を意図するものではありません。個別の分析や議論については、関係者間の適切な枠組みのもとで行われるべきものと考えています。

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