Nordic Air Defense (NAD) 🇸🇪

所在地:ストックホルム (スウェーデン)
累計調達額:$4.4mn (約6.8億円) 
最新調達:Pre-Seed (2025年7月 $4.3mn  (約6.6億円 154円レートで計算))
著名投資家:-
著名防衛投資家:-
事業カテゴリー:レジリエンス・アクティブデフェンス
主要領域:航空領域

事業内容:モバイル式U-CASドローンの開発・提供

Nordic Air DefenceグローバルポッドキャスティングプラットフォームAcast(ACAST.ST)の共同創業者であるKarl Rosander氏、Katla Aeroの共同創業者であるGustav Wiberg氏、およびUAV用リチウムバッテリー設計に従事したOskar Heiwe氏により2023年に設立された防衛テック企業です。同社のコア技術は、従来の機械部品による飛行制御をソフトウェアによる制御に置き換えた軽量迎撃システム、低コスト量産体制、AI対応の赤外線画像処理による24時間目標追尾能力の3つであり、欧州の戦略的自立性確保と国産防衛技術基盤の構築を事業目標として位置づけています。同社の中核製品として、Kreuger 100はバッテリー駆動方式の迎撃ドローンであり、一般用途構成で最高速度270km/h、軍用構成ではさらに高速での運用が想定され、ロシアOrlan-10偵察ドローンやイラン設計のShahed徘徊型攻撃ドローン(目標空域を飛行しながら攻撃対象を探索し自爆攻撃を行う無人機)の迎撃を目的としています。従来の迎撃システムが高価な搭載センサー、カメラ、推進システムに依存するのに対し、Kreuger 100はソフトウェアによる飛行制御により目標追尾・迎撃を行い、赤外線画像処理により全天候・昼夜を問わず運用が可能な設計となっています。手動発射および携行型ランチャーからの運用が可能であり、固定防御・移動防御シナリオの双方に対応する構成変更可能な設計が採用されていると考えられます。防衛分野では、2025年9月にDSEI(Defence and Security Equipment International)においてスウェーデンVolvo Defenseとの提携を公表しました。同提携では、Volvo Defenseの軍用輸送プラットフォームにNordic Air DefenceのKreuger 100XR迎撃機を統合した車両防護用対無人機システム「VIPRO」の共同開発が開始されており、2026年中のシステム提供が予定されていることが公表されています。VIPROは、コンパクトかつコスト効率の高いポッド方式の発射システムであり、Volvo Defenseの戦術車両プラットフォームに統合されることで、各国の運用要求に応じた構成とし、欧州の主権的防衛移動ソリューションの提供を目指す取り組みとして位置づけられています。

事業状況:
Nordic Air Defenseは、2025年12月に、ウクライナにおける実戦試験の実施計画を公表しました。同計画では、2025年冬季にスウェーデン国内で飛行試験を実施した後、Shahed型攻撃ドローンおよびOrlan偵察ドローンを対象とした実戦環境での検証を行い、現場からのフィードバックを継続的に設計に反映することが見込まれています。

リスト一覧はこちら>>

注意: 本稿は、公開情報および政策文書に基づく一般的な整理を目的としたものであり、特定の企業、技術、能力の優劣や戦略的示唆を意図するものではありません。個別の分析や議論については、関係者間の適切な枠組みのもとで行われるべきものと考えています。

前へ
前へ

Tiberius Aerospace 🇬🇧

次へ
次へ

Frankenburg Technologies 🇪🇪