Radiant 🇺🇸
所在地:カリフォルニア州 (米国)
累計調達額:$518.8mn (約799億円)
最新調達 Series D (2025年12月 $300mn (約462億円 154円レートで計算))
著名投資家:Union Square Ventures, Andreessen Horowitz, Founders Fund,
著名防衛投資家:Draper Associates, Alumni Ventures, Hanwha Asset Management Deeptech Venture Fund, Washington Harbour Partners, IQT, Friends & Family Capital
事業カテゴリー: 次世代インフラ・通信基盤
主要領域:陸上領域
事業内容:小型原子力発電システムの開発と提供
Radiantは、SpaceX出身のDoug Bernauer氏とBob Urberger氏によって2019年に設立された、小型原子力発電システムを開発するクリーンエネルギーテック企業です。同社は「 To bring one of the world's first factory-constructed microreactors to market (世界で最初に製造されたマイクロリアクターを市場投下へ)」を掲げ、輸送コンテナサイズの「Kaleidos」ポータブル原子炉を開発しています。平時利用では、2025年8月、世界規模のデータセンター企業Equinixと20基のKaleidosマイクロリアクター供給契約を締結したと公表しました。同契約により、Radiantが運営する世界270以上のデータセンター向けの長期安定電力供給が計画されています。2028年からの商用配備を見据えた量産体制の構築が進められており、各ユニットは1MW級(一般家庭約300~400戸相当)の発電能力を有し、設置から48時間以内に給電が可能、5年間の燃料交換不要、総稼働期間20年を想定した設計とされています。一方、防衛分野では、2025年8月に米国防省の防衛革新ユニット(DIU)および米空軍と、軍事基地向け原子力マイクロリアクター導入に関する初の契約を締結し他と公表しました。同契約は「Advanced Nuclear Power for Installations(ANPI)」プログラムの一環として位置づけられており、2028年までにKaleidos原子炉を米空軍基地に配備することが計画されています。同契約は、米軍基地のエネルギー自給能力の向上と、燃料補給線に依存しない電源確保を通じた基地レジリエンスの強化を目指すものと考えられています。
事業状況:
Radiantは2025年12月、ポータブル型核マイクロリアクター事業の展開に向けた3億ドル(約462億円)のSeries D資金調達を完了したと公表しました。同社の主力製品であるKaleidos(1メガワット出力のマイクロリアクター)はアイダホ国立研究所の施設での試験を2026年夏に開始予定であり、調達資金はテネシー州オークリッジに建設予定のR-50製造施設の建設およびデータセンター・防衛・遠隔地向け電力供給基盤の整備に充当されます。顧客配備は2028年の開始が予定されており、最終的には数年以内に年間50基の生産規模への拡大が期待されています。
注意: 本稿は、公開情報および政策文書に基づく一般的な整理を目的としたものであり、特定の企業、技術、能力の優劣や戦略的示唆を意図するものではありません。個別の分析や議論については、関係者間の適切な枠組みのもとで行われるべきものと考えています。