Bedrock Ocean Exploration 🇺🇸
所在地:ブルックリン (ニューヨーク)
累計調達額:$58.5mn (約90億円)
最新調達:Series A (2025年6月 $25mn (約38.5億円 154円レートで計算))
著名投資家:-
著名防衛投資家:-
事業カテゴリー: 自律システム・オペレーション
主要領域:海上領域
事業内容:自律型無人潜水機(AUV)による海底データプラットフォームの運営
Bedrock Ocean Explorationは、元Nautilus Labsの創業者であるAnthony DiMare氏と元スペースXのシステム技術者であるCharles Chiau氏によって2020年に設立された、完全電気駆動の自律型無人潜水機(AUV)とクラウドベースのデータプラットフォーム「Mosaic」を提供する防衛テック企業です。従来の大型船による海底調査では、高コスト・長期の許可待ち時間・環境負荷が課題として認識されてきました。同社は、専門的な許可(ITAs:International Trade Authorizations/PSOs:Protected Species Observers、国際貿易認可・保護種観察員)を必要とせず、航空輸送で即座に現場へ展開可能な小型AUVを開発しています。このAUVは100%電気駆動で環境への影響を最小限に抑えつつ、海底近くを低高度で航行することで高解像度なデータを取得する設計となっています。また、取得されたデータは独自のクラウドプラットフォーム「Mosaic」を通じて一元管理され、許可取得からデータ納品までのリードタイムが数ヶ月単位で短縮されるサービスを提供しています。民間領域では、特に洋上風力発電所の開発において重要となる海底地形調査を迅速化しており、2025年10月にはドイツのPlanBlue社との間で、AI駆動型の海底インテリジェンスに関する戦略的提携契約を締結したと公表しました。この提携により、PlanBlueのハイパースペクトル画像技術をBedrockのAUVに統合し、インフラ開発や環境モニタリングに必要な詳細な海底データをより効率的に提供する体制を強化していると考えられています。一方、防衛分野では、2024年8月に米海軍の先進海軍技術演習(ANTX)に参加し、海軍海洋システムコマンド(NAVSEA)や機雷対策グループ(MCM)に対して自律的な海底調査能力を実証したことが公表されました。この演習では、サンディエゴ沖において沈没船や模造機雷などのターゲットを正確に検知・識別し、船上の自動処理によってリアルタイムに近い形でデータを指揮所へ送信する能力(オンボードQA/QC)が確認されました。これにより、有人艦艇を危険に晒すことなく、迅速かつ隠密に海底の脅威を把握する能力を提供することが期待されています。
事業内容:
Bedrock Ocean Explorationは、2025年10月にドイツのPlanBlueと高解像度の海底インテリジェンスの高度化を目的とする戦略的パートナーシップを締結したと公表しました。同パートナーシップでは、Bedrockが運用する小型・完全電動の自律型無人潜水機(AUV)による高解像度測深データ取得能力と、PlanBlueのAIを活用した海底ハイパースペクトル画像解析技術を統合することで、データ取得から意思決定までの時間短縮が図られるとされています。これにより、洋上風力、海底ケーブル・パイプラインのルーティング、港湾開発、沿岸防護、海上安全保障などにおいて、環境・運用両面の重要情報をこれまでより迅速かつ効率的に取得できるようになることが期待されています。
注意: 本稿は、公開情報および政策文書に基づく一般的な整理を目的としたものであり、特定の企業、技術、能力の優劣や戦略的示唆を意図するものではありません。個別の分析や議論については、関係者間の適切な枠組みのもとで行われるべきものと考えています。