累計調達額:$62.3mn (約96億円) 
最新調達 Series C (2024年1月 $20mn  (約30.8億円 154円レートで計算))
著名投資家:-
著名防衛投資家:-
事業カテゴリー:自律システム・オペレーション
主要領域:海上領域

事業内容:次世代の分散型レーダー網サービスの提供

ThayerMahanは、元米国海軍の潜水艦隊司令官であったMike Connor氏により2016年に設立された、無人システムとセンサーを用いた「Maritime Domain Awareness(海洋状況把握)」に特化したソリューション提供企業です。同社は世界の海洋における音響・電子情報を収集するシステムを設計・製造・運用しており、政府・防衛・オフショアエネルギー事業者などの顧客が、国境・重要インフラ・海底資源・海洋環境を監視・防護することを目指しています。同社の主力システムは「Outpost」で、太陽光・風・波からエネルギーを回収しながら長期間稼働する無人艇が、潜水艦などが発する音響信号を常時収集し、広域海域での持続的な海中監視を実現します。加えて、固定配置型の音響センサー「SeaPicket」およびデータ解析プラットフォーム「TransparenSea」などで構成され、海面から海底までの統合的な海洋監視能力を提供をしています。民間分野では、ThayerMahanは2023年5月に、Vineyard Wind(洋上風力発電事業体)と提携し、マサチューセッツ州クリーンエネルギーセンターの産業加速基金から500万ドル (約7.7億円)の資金を獲得し、音響軽減システムの本拠地を設立しました。同契約により、バブルカーテン事業の米国拠点がニューベッドフォード港に設立され、海底から泡を放出して騒音を軽減するバブルカーテンサービスを、米国で初めて洋上風力発電プロジェクトに提供する米国企業となりました。これにより、米国の洋上風力産業が国内で必要な環境対応技術を調達できる基盤が構築されました。防衛分野においては、ThayerMahanは2023年11月に米国防省から1,930万ドル (訳29.7億円) の3年間の契約を獲得し、米海軍および米海兵隊の海中・海洋優位性維持を目的とした自律型海洋センシング技術の開発を実施するもので、米海軍研究室との共同で長時間自律運用プラットフォーム、センサー、自律動作、信号処理、AI・機械学習技術、耐久性向上などの分野における技術開発を進めています

事業状況:
ThayerMahan2025年8月、Ocius Technology社が製造するBluebottle無人海洋監視艇にThayerMahanのOutpost音響監視システムを搭載し、サンディエゴ沖での海上試験を実施したことを公表しました。同試験はAUKUS partnership(豪州、米国、英国の三国防衛同盟)の第2段階(Pillar II)の一環であり、オーストラリア海事国境司令部との連携下でインド太平洋地域における対潜水艦戦能力および海域監視能力の強化に貢献することが期待されています。今後、オーストラリア、米国、英国の同盟国における無人音響監視システムの展開拡大が期待されています。

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注意: 本稿は、公開情報および政策文書に基づく一般的な整理を目的としたものであり、特定の企業、技術、能力の優劣や戦略的示唆を意図するものではありません。個別の分析や議論については、関係者間の適切な枠組みのもとで行われるべきものと考えています。

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