Fortem Technologies 🇺🇸
所在地:ユタ州 (米国)
累計調達額:$49.7mn (約77億円)
最新調達 Series A (2024年11月 $10mn (約15.4億円 154円レートで計算))
著名投資家:-
著名防衛投資家:Lockheed Martin Ventures, Hanwha Aerospace
事業カテゴリー:レジリエンス・アクティブディフェンス
主要領域:航空領域
事業内容:次世代の分散型レーダー網サービスの提供
Fortem Technologiesは、元Navy SealのオフィサーであるJon Gruen氏によって2016年に設立された、ドローンを使用した防衛テック企業です。同社の技術的特徴は、複数のセンサー(レーダー、光学・熱赤外線カメラ、電波探知システム)とAIを統合した「エンドツーエンドC-UAS(対無人機システム)」を提供している点にあります。従来、こうしたシステムは異なる製造企業の製品を組み合わせることが一般的であり、相互運用性の確保が課題とされていました。同社は全システムを自社で統合設計することで、脅威検知から無力化までの一貫した運用が可能なシステムを開発しています。同社の代表製品であるSkyDome Systemは、レーダーセンサー、AI搭載ソフトウェア、自社開発の無人迎撃機「DroneHunter F700」から構成されます。同システムの特徴は、物理的な網を使用してドローンを「捕捉」する方式を採用している点であり、撃墜による地上への二次被害が軽減されるため、空港やスタジアムなど、周辺に多数の人員や建造物が存在する環境での運用に適していると考えられています。民間利用として、2022年のFIFAワールドカップ(カタール大会)での警備に採用され、混雑した都市空域においても安全に運用できる信頼性が実証されています。防衛分野では、2020年2月に米国防省の国防イノベーションユニット(DIU)と契約を締結したことを公表しました。 同契約により、同社の統合C-UASソリューション一式が国防総省に提供されており、複雑な地形や環境での空域セキュリティおよび防衛能力の強化が図られていると考えられています。
事業状況:
Fortem Technologiesは、2025年10月に欧州および中東の米国同盟国と、対ドローンシステム(C-UAS)12基を提供する契約を締結したと公表しています。同契約により、重要防衛施設への配備が進められる見込みであり、地域における防衛能力および空域セキュリティの強化が期待されています。
注意: 本稿は、公開情報および政策文書に基づく一般的な整理を目的としたものであり、特定の企業、技術、能力の優劣や戦略的示唆を意図するものではありません。個別の分析や議論については、関係者間の適切な枠組みのもとで行われるべきものと考えています。