Blueye Robotics 🇳🇴

所在地:トロンハイム (ノルウェー)
累計調達額:$5.3mn (約8.2億円) 
最新調達:N/A (2020年6月 $0.1mn (約1,500万円 154円レートで計算))
著名投資家:-
著名防衛投資家:-
事業カテゴリー:自律システム・オペレーション 
主要領域:海上領域

事業内容:操作が容易な水中ロボットとソフトウェア基盤の提供

Blueye Roboticsは、CES(Consumer Electronics Show:米国・ラスベガス)にてイノベーションアワードを受賞した水中ドローン開発者であるChristine Spiten氏と、元欧州宇宙機関(ESA)で国際宇宙ステーションへの物資輸送ロジスティクスを指揮したエンジニア Erik Dyrkoren氏によって、2015年に設立されたノルウェー発の水中探査ロボット開発企業です。同社は、水産養殖、港湾・船舶、ダム・水力発電・上下水道、海洋研究・環境調査、建設・オフショアなどの事業者に対し、Blueye X3やBlueye Proなどの水中ROVと専用アプリケーション・クラウドサービス、Blueye SDKを組み合わせた水中点検・観測のための仕組みを提供しています。これにより、使用者自身が、安全かつ迅速に、水中インフラや養殖いけす、港湾の係留施設(岸壁・桟橋・係船ブイなどの船舶係留用施設)、船体などを可視化できるプラットフォームが中核事業として位置づけられています。民間分野では、2025年8月19日、ノルウェー税関向けに船舶検査用の水中ドローン(ROV)を納入する契約を締結したことを公表しました。同締結は、30〜350メートル級の商船を対象とする船体・船底検査をROVで実施し、入港船舶の水線下検査をより安全かつ効率的かつ詳細に行うことを可能にする取り組みと位置付けられています。稼働現場では、岸壁や小型艇からROVを投入し、リアルタイム映像と記録機能を活用して船体の状態や不正改造箇所を確認する運用が見込まれていると考えられています。​一方防衛分野では、2025年8月には、Blueye Roboticsがパートナー企業RVI Toolsとともにオランダ王立海軍向けに水中遠隔操作無人探査機(ROV:Remotely Operated Vehicle)を納入する契約を締結したと公表しました。同締結は、工兵部隊や機雷対処(MCM:Mine Countermeasures)チームのための偵察・港湾防護・水路・橋梁・水中インフラの調査、機雷と疑われる物体の識別、捜索・回収(Search and Recovery)など、沿岸・港湾環境における多様な任務を支援するコンパクトな水中ROVシステムを提供する取り組みと位置付けられています。また2025年12月には、ノルウェー税関がBlueye Roboticsの水中ROVを国境管理業務に導入し、海上での船体・船底検査にROV技術を活用する取り組みを進めると公表しました。同導入は、密輸対策として船体下部の隙間や構造の陰になった箇所、船底に取り付けられた磁石付きコンテナなど、目視や岸壁からの確認が難しい水中部分を詳細に検査するための手段として位置付けられており、潜水士への依存度を下げつつ、検査頻度の増加、コスト削減、人員リスク低減につながると考えられています。

事業状況:
Blueye Roboticsは、2025年7月に、USV(Uncrewed Surface Vessel:無人水上艇)とROV(Remotely Operated Vehicle:水中遠隔操作無人探査機)を組み合わせた監視手法を提唱・実証していると公表しました。同実証では、2025年5月に実施されたSeaSEC(Seabed Security Experimentation Centre)の演習において、USVが広域の異常検知を行い、ROVが展開して詳細映像を確認するという連携運用がオランダ海軍やMaritime Roboticsなどのパートナーと共に検証されており、重要海底インフラの効率的な状況把握手段として期待されています。

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注意: 本稿は、公開情報および政策文書に基づく一般的な整理を目的としたものであり、特定の企業、技術、能力の優劣や戦略的示唆を意図するものではありません。個別の分析や議論については、関係者間の適切な枠組みのもとで行われるべきものと考えています。

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