Kraken Technology 🇬🇧

所在地:ロンドン (イギリス)
累計調達額:$49mn (約75億円) 
最新調達:N/A (2025年11月 $49mn (約75億円 154円レートで計算))
著名投資家:-
著名防衛投資家:United States Special Operations Command, NATO Innovation Fund
事業カテゴリー:自律システム・オペレーション 
主要領域:海上領域

事業内容:自律型海上の無人アセット群を開発・提供

Kraken Technologyは、パワーボートレースVector Racingの創業者でシリアルアントレプレナーのMal Crease氏によって2020年に設立された、海洋防衛領域に特化した防衛テック企業です。同社は、高速かつ低被探知性を備えた無人水上艇および水上・水中両用プラットフォームに自律運用ソフトウェアを統合した、沿岸防衛・海上監視・特殊作戦支援向けの分散型無人海上システムの開発・提供を中核事業として位置づけています。同社の主力製品は、高速無人水上艇「K3 SCOUT」と、水上・水中両用の電動フォイリングUSSV(Uncrewed Surface Subsurface Vessel:無人水上・水中両用艇)「K4 MANTA」であり、これらに対して任務に応じてセンサーや武器、物資搭載モジュールを付け替えることで、監視・偵察、兵站支援、捜索救難、打撃任務など複数の用途に展開できるプラットフォームとして設計されています。防衛分野では、2024年3月にKrakenとAuterionとの戦略的パートナーシップが公表され、K3 SCOUTおよびK4 MANTAへのAuterionOSやSkynode Xの統合が進められています。同取り組みは、海上プラットフォーム側のハードウェアと、AuterionOSを用いた自律制御・ミッション管理ソフトウェアを組み合わせることで、センサーやペイロード構成を変更しながらも、ソフトウェア更新(Over-the-Air Updates等)を通じて港湾・沿岸防護、海上監視、特殊作戦支援など多様な任務プロファイルを短期間で切り替え・追加できる構成の実現を目的として位置づけられています。2025年7月には、NATO Allied Command Transformationが主導する「Task Force X(TF‑X)」の一環として、バルト海にK3 SCOUTを展開したことが公表されました。同実証では、悪天候を含む複雑な海象条件下においてK3 SCOUTが複数日にわたり海上監視・情報収集(ISR)任務を継続しつつ、NATOの指揮統制アーキテクチャに統合された形での運用が確認されたと報告されています。またこの取り組みは、有人艦艇のリスクを抑えつつ海上プレゼンスを維持できる自律型無人水上艇として、NATOにおける海上ISR能力の候補として評価が進められている事例として位置づけられています。

事業状況:
Kraken Technology Groupは、2026年1月に英国海軍を退役したJames Parkin退役少将(CB, CBE)をアドバイザリーボードメンバーとして招聘したことを公表しました。Parkin氏の着任により、英国海軍およびNATOでの豊富な実務経験と知見を活用しつつ、英国および欧州における新たな海洋脅威への対応能力強化を図る体制が整えられつつある予想されています。

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注意: 本稿は、公開情報および政策文書に基づく一般的な整理を目的としたものであり、特定の企業、技術、能力の優劣や戦略的示唆を意図するものではありません。個別の分析や議論については、関係者間の適切な枠組みのもとで行われるべきものと考えています。

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