Asylon Robotics 🇺🇸

所在地:ペンシルベニア州 (米国)
累計調達額:$26.8mn (約41億円) 
最新調達:Series B (2025年7月 $24mn  (約33.9億円 154円レートで計算))
著名投資家:Insight Partners
著名防衛投資家:Veteran Ventures Capital, Alumni Ventures
事業カテゴリー: 自律システム・オペレーション
主要領域:陸上領域


事業内容:自律型ロボットによる周辺警備プラットフォーム(RaaS)の提供

Asylon Roboticsは2015年、MIT出身のDamon Henry氏 、Adam Mohamed氏 、そしてBrent McLaughlin氏により設立された警備ロボティクス企業です。同社は、自律型空中ドローンおよび地上ロボット「DroneDog」を用いた周辺警備を、Robotics-as-a-Service(RaaS:サービスとしてのロボティクス)の形態で提供しています。従来、大規模施設の周辺警備は固定カメラや人手警備に依存しており、人材確保の困難性、人件費上昇、広域継続監視の課題があったと指摘されてきました。Asylonは、ロボットによる自律巡回・監視と遠隔運用体制(RSOC:Robotic Security Operations Center)を組み合わせ、機器の導入から日常運用・監視・保守までを一括して提供するサービス形態を採用しており、顧客側での専門人員の配置・訓練・資格取得を不要とするプラットフォームとして位置づけられています。民間領域では、銃器検出AI技術を提供するZeroEyes(銃声・銃器画像をAIで自動検知する企業)との協業により、Asylonのドローン・ロボットが撮影した映像にZeroEyesの人間確認済み銃検出AIを統合し、銃器検知後3〜5秒で警察・セキュリティ部門などの対応者へ通知するシステムが構築されています。Asylonは、ロボット警備導入による運用コスト削減と警備品質向上を顧客価値として提供しており、重要インフラ・物流施設・企業キャンパスなど広範な施設での展開が進められています。防衛分野においては、2023年11月にAFWERXのStrategic Funding Increase(STRATFI)Programを通じて1,200万ドル超(約18億円)の契約を獲得したことが公表されました。同契約はAir Force Global Strike Command(AFGSC:空軍地球規模攻撃軍団)との協力の下、空中ドローンと地上ロボットを組み合わせた統合自律警備システム「DroneCore」の空軍基地への展開加速を目的として位置づけられています。同契約に加え、AsylonはこれまでにAFWERX SBIR(小規模研究開発)を9件・合計約400万ドル(約6億円)、U.S. Space Force SBIR Phase IIを2件(各120万ドル(約1.8億円))獲得したことが公表されており、関連技術の開発・実証が継続されています。これらの取り組みを通じて、基地・重要施設の周辺警備における省人化、監視の継続性向上、対応の迅速化が図られるものと考えられています。

事業状況:
Asylonは2025年7月、Series B資金調達において2,600万ドル(約4.0億円)を調達したことが報じられ、DroneDog および Guardian システムの商用展開加速が示されています。同資金調達により、製品拡充、市場展開の加速、人員体制の強化が図られるとともに、防衛分野での契約履行およびシステム改善が進捗することが期待されています。

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注意: 本稿は、公開情報および政策文書に基づく一般的な整理を目的としたものであり、特定の企業、技術、能力の優劣や戦略的示唆を意図するものではありません。個別の分析や議論については、関係者間の適切な枠組みのもとで行われるべきものと考えています。

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