累計調達額:$537.6mn (約828億円) 
最新調達 Series D (2025年10月 $ - ) 
著名投資家:-
著名防衛投資家:8VC
事業カテゴリー:レジリエンス・アクティブデフェンス
主要領域:陸上領域

事業内容:高出力マイクロ波(HPM)システムによるドローン群対抗システムの開発

EPIRUSは、米国海軍において原子力推進水上戦闘艦の運用を担当した軍士官出身のAndy Lowery氏、RaytheonでマルチファンクションRFシステムの技術統括責任者を務めたBo Marr氏、現8VCパートナーのJoe Lonsdale氏、シリアルアントレプレナーのGrant Verstandig氏らにより2018年に設立された防衛テック企業です。同社は、ガリウムナイトライド(GaN)系半導体を用いた固体式・長パルス高出力マイクロ波(HPM: High-Power Microwave:電子を高速に動かし強力な電波を発生させる技術)と、自社開発の力効率を最適化する電力管理プラットフォームである「SmartPower」を組み合わせ、ソフトウェア制御によってビーム特性や出力を柔軟に最適化できる高出力マイクロ波兵器システムを中核ビジネスとして位置づけています。同社の中核商品である「Leonidas」は、複数の無人機を同時に無力化し、運用あたりの費用を数セント単位まで低減できるとされています。防衛分野においては、2023年1月に米国防省よりドローン対抗指向性エネルギーシステム開発に関する$66.1M契約を獲得してLeonidas HPMシステムの4基プロトタイプを開発しました。その後同社は2025年7月に米国防省より、次世代IFPC-HPM Generation IIシステムの開発・製造に関する$43.551M新規契約を獲得したことを公表しました。同契約においては、既納入4基システムの性能向上型(Generation II)2基の製造・納入が計画されており、米陸軍における無人機対処能力の段階的な強化が進められています。これにより、従来のミサイル等に比して低コストかつ迅速に複数の無人機を同時に無力化する対処手段の運用態勢構築を想定していると考えられています。

事業状況:
Epirusは2026年1月、高出力マイクロ波システムLeonidasが光ファイバーケーブル (電磁波による干渉を受けにくい仕様)で操縦される無人航空機システム(UAS)の無力化に成功したことを公表しました。Leonidas システムは、光ファイバーケーブルで操縦されるUASに対する対抗能力を実証しており、米国防省の無人航空機脅威への対処ニーズに対応することが期待されています。また、同社はGeneral Dynamics Land Systems(米国防大手General Dynamicsの陸上防衛システム部門)との戦略的パートナーシップのもと、Leonidas搭載の機動型無人航空機対抗システムの開発を進めており、地上戦闘環境における無人航空機脅威への対処能力の強化が期待されています。

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注意: 本稿は、公開情報および政策文書に基づく一般的な整理を目的としたものであり、特定の企業、技術、能力の優劣や戦略的示唆を意図するものではありません。個別の分析や議論については、関係者間の適切な枠組みのもとで行われるべきものと考えています。

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