Spire Global 🇺🇸

所在地:カリフォルニア州 (米国)
累計調達額:$712.3mn (約1,097億円) 
最新調達:IPO (NYSE:SPIR, $379mn (約583億円, 2025年2月4日時点))
著名投資家:Bessemer Venture Partners
著名防衛投資家:-
事業カテゴリー: 情報収集・分析
主要領域:陸上領域

事業内容:世界最大規模の多目的衛星コンステレーションの構築と運用

Spire Globalは、国際宇宙大学(International Space University)の卒業生であるPeter Platzer氏、Jeroen Cappaert氏、Joel Spark氏によって2012年6月にサンフランシスコで設立された衛星データ・分析企業です。同社は世界最大規模の多目的衛星コンステレーション「LEMUR」を設計、製造、運用しており、110機以上の小型ナノ衛星(10kg~100kg級のCubeSat標準規格に基づく3Uから16Uサイズの衛星)で構成されたネットワークを低地球軌道で運用し、大気中の電波信号を受信する気象観測機能、船舶の自動識別装置(AIS:Automatic Identification System)信号を捕捉する海洋監視機能、航空機の位置通報システム(ADS-B:Automatic Dependent Surveillance-Broadcast)信号を受信する航空監視機能を組み合わせることで、地球環境に関する多角的なデータを継続的に収集しています。衛星はRocket Lab、Arianespace、ULA、SpaceX等の複数の打ち上げプロバイダーを活用して小規模バッチで副次ペイロードとして打ち上げられており、社内の一貫した設計・製造体制により、ラジオオクルテーション(RO:地球上の異なる地点の衛星間で受信される信号の屈折を利用した大気測定技術)を活用した気象・気候インテリジェンスの提供を進めています。。防衛分野においては、2024年12月に米国ミサイル防衛庁(MDA)のScalable Homeland Innovative Enterprise Layered Defense(SHIELD)契約において、総額上限1,510億ドル (約23兆円) の不定量・不定期納品(IDIQ)契約の一部を受注したことが公表されました。同契約は、spireの多目的衛星コンステレーションは無線周波数信号を捕捉・分析することで、広域かつ継続的な監視、対象の位置情報のリアルタイム特定、GPS信号の干渉・スプーフィングの検知、遭難信号の受信、電波発信源の特定・追跡などを通じて、陸・海・空にわたる状況把握を支援する機能の提供を進めると考えられています。


事業状況:
Spireは、2026年1月に米国国家安全保障・政策分野のアドバイザリー機能を拡充することを公表しており、同社の衛星コンステレーションが提供する気象・海洋・航空・無線周波数データを国家安全保障コミュニティのニーズとより緊密に結び付ける体制整備が進められています。この一環として、元統合参謀本部副議長を含む安全保障分野の有識者が助言機関に参画し、防衛・政府向け事業の戦略的方向性の検討が強化されるものと考えられています。


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注意: 本稿は、公開情報および政策文書に基づく一般的な整理を目的としたものであり、特定の企業、技術、能力の優劣や戦略的示唆を意図するものではありません。個別の分析や議論については、関係者間の適切な枠組みのもとで行われるべきものと考えています。

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