Govini 🇺🇸
所在地:バージニア州 (米国)
累計調達額:$170mn (約262億円)
最新調達: Series C (2025年10月 $150mn (約231億円 154円レートで計算))
著名投資家:Accel, Salesforce Ventures
著名防衛投資家:-
事業カテゴリー: 情報収集・分析
主要領域:陸上領域
事業内容:米国防省向け調達意思決定支援ソフトウェアの開発
Goviniは、ハーバード大学のビジネススクール出身のEric Gillespie氏と元Facebookのエクゼクティブ・アシスタントであり、Bobbie (オーガニックの粉ミルク:$141.5mn 約217.9億円) の共同創業者であるKendra Newman氏により2011年に設立された防衛調達ソフトウェア企業です。従来、米国防省における装備品調達は、データコール(情報要求)やスプレッドシートといった手作業に依存しており、サプライチェーン把握・技術評価・生産管理・維持管理において時間的制約とデータ不足が課題として認識されてきました。Arkプラットフォームは、政府データと商用データを統合したAI駆動アプリケーションにより、サプライチェーンから科学技術まで、全領域において調達プロセスを支援する構成となっています。具体的には、ベンダー評価を数日から数時間に短縮、持続性の遅延解消を数年から数週間に短縮、補給計画策定を1日以上から1時間未満に短縮する効果が報告されており、装備品の可用性向上と意思決定の迅速化が進められています。防衛分野においては、2024年12月には、Washington Headquarters Services経由で米海軍戦略システムプログラムとの契約を1,215万ドル (約18億円) で締結し、81ライセンスのSaaS分析プラットフォームが提供されました。同プラットフォームは統合データセット、分析ユーザーインターフェース、カスタマイズ可能な分析機能を通じて、海軍戦略システムプログラムにおける分析加速と意思決定支援に使用されています。また、2025年10月には、調達・持続性担当国防次官室を代理してWashington Headquarters Servicesから単一発注IDIQ契約が締結され、国防総省の各組織がArkプラットフォームの利用を継続・拡大できる環境が整備されました。同契約に先立ち、米陸軍契約司令部からは5年間のIDIQ契約、米陸軍・海軍・宇宙軍からはImpact Level 5運用認可(IL5 ATO)が付与されており、Arkプラットフォームの国防総省全体への展開が進められています。これらの取り組みにより、調達プロセスの近代化とサプライチェーン強靭化が進められており、今後さらに国防総省および情報機関全体への展開拡大が想定されていると考えられます。
事業状況:
Goviniは、2026年1月、NDIAと「2026 Visionary Strategic Partnership」を締結したと公表しました。同パートナーシップは、防衛調達プロセスのデジタル化・近代化、サプライチェーンの強靭化、および調達改革の推進を目的としたものと位置づけられています。GoviniのフラッグシップAIソフトウェア「Ark」を通じ、防衛調達における手動プロセスの自動化・効率化が図られることが見込まれています。
注意: 本稿は、公開情報および政策文書に基づく一般的な整理を目的としたものであり、特定の企業、技術、能力の優劣や戦略的示唆を意図するものではありません。個別の分析や議論については、関係者間の適切な枠組みのもとで行われるべきものと考えています。