Blackshark AI 🇦🇹
所在地:グラーツ (オーストリア)
累計調達額:$35mn (約53.9億円)
最新調達:Series A (2023年11月 $15mn (約23億円 154円レート換算))
著名投資家:-
著名防衛投資家:Point72 Ventures
事業カテゴリー:情報収集・分析
主要領域:デジタル・サイバー領域
事業内容:衛星画像AIによる地球規模の物体検出・3Dシミュレーション環境の提供
Blackshark AIは、ゲームスタジオBongfishの共同創業者であるMichael Putz氏とThomas Richter-Trummer氏らによって2020年に設立された、衛星・航空・ドローン画像等から地表を自動認識し「Visual Earth Operating System(VEOS)」として3Dデジタルツイン化するジオスペーシャルAI企業です。同社は、現実世界のあらゆる地点を機械が理解可能な3D地理空間データとして提供し、行政・防災・インフラ管理から防衛・訓練に至るまでの高度な状況認識と意思決定支援の実現を目的として、グローバル展開が進められています。中核製品として、地球全域を対象とした3D地球デジタルツイン「SYNTH3D」およびそれを支えるVEOSプラットフォームの提供が進められており、自治体向け都市・インフラデジタルツインや、防衛分野におけるシミュレーション・訓練・ミッションリハーサル環境での活用拡大が見込まれています。民間事例では、2025年7月に米国メリーランド州Anne Arundel郡が、米国の地方自治体として初めて同社のジオスペーシャルAIプラットフォームを本番導入したと公表されました。防衛分野では、Bohemia Interactive Simulations(BISim)と提携し、BISimのVBS4およびMantle ETMとblackshark.aiの3D地球デジタルツイン「SYNTH3D」を統合した「Military Metaverse」環境の開発を進めていると報じられています。同取り組みでは、衛星・航空画像から自動生成した実在地形3Dモデルを訓練・任務リハーサル・シミュレーション環境に反映し、多領域(陸・海・空・宇宙・サイバー)にまたがる状況認識と部隊運用の高度化に資することが意図されているとされています。
事業状況:
Blackshark AIは、2025年12月にLockheed MartinとはUnreal Engine 5を用いた新世代フルアース・シミュレータ「Prepar3D Fuse」において、Blackshark.aiの高解像度全球地形・都市モデルを統合する協力関係が紹介されており、1,000以上の地理参照空港、気象・大気モデル、多様なセンサーシミュレーションを組み合わせた次世代訓練・ミッションシミュレーション環境の構築に貢献していると考えられています。
注意: 本稿は、公開情報および政策文書に基づく一般的な整理を目的としたものであり、特定の企業、技術、能力の優劣や戦略的示唆を意図するものではありません。個別の分析や議論については、関係者間の適切な枠組みのもとで行われるべきものと考えています。